今年のGWは仕事の合間に友達とご飯に行ったり、のんびり過ごしています。
今日はビザ申請書類の申請動機作文、計画書、履歴書について。この3つは内容が重複するのでまとめてご紹介します。他の申請書類については、こちらもご確認ください。
必要書類一覧は、フランス大使館のHPをチェック:CONSULAT GENERAL DE FRANCE REPUBLIQUE FRANCAISE (ambafrance.org)
申請動機作文
私はこの書類が一番時間がかかりました。なぜかというと、フランスワーホリに行く目的を自分の言葉で表現しないといけず、いざ文章にするとなると難しい。私はライティングの練習もかねてフランス語で作成したので、余計に時間がかかったかもしれません。
記載事項は、
- 氏名、生年月日、性別、年齢
- 結婚歴、子供の有無
- 学歴および取得資格等
- 職歴
- 渡仏予定日
- 申請理由、住みたい場所、したい仕事や活動等 です。
はじめの2つと渡仏予定日はそのまま記載すればOKなので、残りの3項目について詳しくご紹介します。
学歴および取得資格等
学歴は、どこからどこまで記載するか正解はありません。私は、中学・高校で特に専門的なことを学んだわけではないので、最終学歴である大学学士だけを記載しました。「こういう勉強をしてきたのだな」と分かってもらえる学歴を書けば問題ないと思います。
資格は、資格名・取得年を記載。IELTSとDELFについてはレベルも記載しています。
・Microsoft Office Specialist(Word, Excel, PowerPoint, Outlook)
・IELTS
・DELF
職歴
①学生時代のバイト ②前職 ③現職 の3つを、それぞれ会社名・ポジション・在職期間・仕事内容と併せて記載しました。
余談ですが、アルバイトは職歴とみなされないかな?と思いつつ履歴書に”petit boulot(アルバイト)”として記載したところ、「バイトも正規雇用も同じ”仕事”とみなすから、わざわざアルバイトであることを書かなくてもOKだよ」とフランス語の先生がアドバイスをくれました。たしかにバイトも立派な労働だし、そこで得られた経験は自分の強みだから自信を持ってアピールしよう!と思いました。
書き方に迷うのは仕事内容ではないでしょうか。特に、②③は細かい業務を挙げ始めるとキリがなく、申請用紙にはとうてい収まりません。そこで、私は思いつく業務を洗い出し、最終的に3~4つのポイントに絞って記載しました。具体的にはこんな感じ。
Assistante Marketing / 会社名、在職期間
・Organiser des évenements de promotion commerciale (販促イベント企画・運営)
・Créer des brochures, des affiches, et des vidéos de publicité (販促ツールの作成)
・Responsable des réseaux sociaux (ソーシャルメディアの管理・運営)
*履歴書と重複する部分です。今一度これまでの経験を振り返って書き出してみるのがいいと思います。
申請理由、住みたい場所、したい仕事や活動
なぜワーホリ、そしてフランスを選んだのか?というのを改めて考える良いきっかけになりした。A4 1枚分のスペースがあるので、結構たくさん書かなければいけず... 勿論すべてを埋める必要はないと思いますが、たくさん書いて熱意を見せておこうと思いました笑
なぜフランスなのか
「フランスが好きだから」の一言に尽きるのですが、それだと話が全然膨らまないので(笑)、フランスを好きになったきっかけも含めて記載しました。
私は小さい頃から洋画や海外の旅番組が好きで、ヨーロッパに憧れていました。大学時代にヨーロッパ旅行をしましたが、一番魅力を感じたのがパリ。街並みや食文化、パリジェンヌのファッション、美術館や歴史的建造物が多く、身近に芸術体験できる点に惹かれました。
なぜワーホリなのか
これまで旅行で3回パリを訪れましたが、観光客としてしかパリを見ることができないのが残念だなと思いました。良い面も悪い面も含めて本当のパリを知りたい、パリジェンヌのようにパリの生活を体験したいと思い、長期間滞在できるワーホリを選択しました。
→この2点をうまくつなげて、フランスのワーホリビザを申請する理由として記載しました。
したい仕事
私はフランスと同じくらい日本も大好きです。ご飯は美味しいし、かわいいものもたくさんあるし。なので、フランスで日本の文化を紹介するような仕事(日本の雑貨屋さんや料理屋さんで)をしたいなと思いました。また、フランスを訪れる日本人観光客の方をサポートするような仕事も楽しそうかなと思ったり。
実際にパリでどんな仕事ができるかは行ってみないとわかりません。フランス語も初級レベルなので仕事探しは難航するだろうなと思っています。ただ、申請書は自分の目標や計画を書くものなので、できる・できないは一旦置いておいて、やりたいことを書いてみました。
したい活動
このパートは考えるのが楽しかったです!フランスにいる自分をイメージしながら記載しました。
J'aime beaucoup les peintures de Claude Monet et Vincent Van Gogh, donc je voudrais visiter Vétgeuil, Giverny, et Arles.
作家・原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」「たゆたえども沈まず」を読んでから、モネとゴッホの大ファンになった私。この二人にゆかりのあるヴェトゥイユ、ジヴェルニー、アルルは絶対に行きたいです。
*計画書と重複する部分です。やりたいことを洗い出してみましょう。
計画書
フランス到着〜1年間でやりたいことを記載。フリーフォーマットなので、私はGoogle Documentで作成し印刷しました。
一番上にタイトル、名前、やることを月毎に箇条書きにしました。
SIMカード購入・銀行口座開設といった日常生活に関わることから、旅行に行く・映画館で映画を見るといったことまで。計画通りに進むかどうかは行ってみないとわかりません。現時点で思いつくことを書いておけばOKです。私はA4 1枚に収まるくらいの量でした。
履歴書
Googleで、"Comment faire un CV(履歴書の書き方)"などと検索すると、たくさんの例が出てきます。欧米の履歴書は、日本のものとは形式やデザインが違うのでネットのテンプレートを真似ればいいかなと思います。英語で書く方は、"How to write a CV"等と調べていただければ。
記載項目は、だいたいこんな感じ。
- 名前 Nom, Prénom
- 連絡先 Coordonnées - 電話番号、メールアドレス、住所 etc.
- 言語 Langue
- 資格 Certification
- 学歴 Formation
- 職歴 Expérience professionnelle
連絡先には、WhatsappなどのIDを書いてもOK。
言語は、各言語をどの程度話せるか(母国語, 初級, ビジネスレベル etc.)も書きましょう。母国語以外は、取得資格を記載すると尚良しです。
職歴は申請動機作文で作った内容に肉付けをして記載しました。
上記以外にも、性格(Personalité)を書くこともあるようです。例えば、チームワークがある・責任感があるなど。エントリーする企業やポジションの特徴に合わせて、内容を変えるといいですね。今回はビザ申請のための履歴書なので、性格などは書かずにシンプルに仕上げました。
証明写真ですが、日本でも昨今議論になっているように「見た目は判断基準にならない」という風潮が欧米にもあるようで、任意となっています。
次に履歴書のフォーマット。これは日本と大きく異なります。日本はモノクロで枠の中に記入していくスタイルですが、フランス(欧米?)はカラーOK、デザインも自由。
自分好みのデザインで作成できるのは嬉しいですが、ゼロからデザインを作り上げるのはセンスがないと厳しいですよね。そこで、私は「Canva」というサイトを使用しました。無料会員でも素敵な履歴書が作成できます◎ 有料の方が使用できるデザインの選択肢が多いです。デザインにこだわりたい方は是非課金してみてください笑
このサイトを使うと、こんなお洒落な履歴書が簡単に作成できます!
ポイント
私なりに考えた書類作成のポイントは、
- ワーホリの目的は、あくまでもフランスについて学ぶためであること
例えば、ヨーロッパを旅行したい!お金を稼ぎたい!ということがワーホリの目的であると捉えられる書き方は避けたほうがいいかなと思います。それなら、フランスでなくていい or ワーホリでなく就労ビザを取るべきと思われるかもしれないからです。就労は禁止されていませんが、「ワーホリ中の就労は生活費を稼ぐため、フランスの社会を知るため」という程度にとどめるのがいいと思います。フランス大使館のHPにも、
ワーキングホリデービザは、フランスと日本の若者の国際交流を促し、互いの親交および理解を深めることを目的としています。
と記載されています。裏を返せば、フランスについて学びたい!という点を全面に押し出せば問題なくビザ申請が通るのかな~と思っています。
- 申請動機作文と計画書・履歴書の内容の整合性が取れていること
当たり前ですが、書類によって書いてる内容が異なると「何が本当なのか?」と疑われてしまいます。今回紹介した3つな書類は特に、内容が重複するので一緒に作成するのがおすすめ。
- 提出前に添削してもらう
私はフランス語教室の先生に添削してもらいました。ネイティブレベルのライティング力があれば別ですが、そうでなければ添削して綺麗なフランス語または英語で書いたほうが絶対に良いです。勉強にもなりますし。履歴書は渡仏後の就活で使用予定なので、これからもっとブラッシュアップしようと思います。
長くなりましたが、今日は3つの書類作成方法をご紹介しました。これでビザ申請準備の山は超えたかなと少しホッとしています。引き続き、ワーホリ準備について発信していきます!
À bientôt!
みさ