みさぱりblog

アラサーOL、パリに住む。

2ヶ月目を振り返って

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少し遅れてしまいましたが、今月もパリでの生活を振り返っていこうと思います!11月もかなり盛りだくさんの1ヶ月だったな。

まずはお引っ越し。10月は仮住まい(Airbnb)で、11月に入って、残りのワーホリ期間を過ごすであろうお家に引っ越しをしました。日本人奥様×フランス人ご主人のお家にホームステイする形です。ご家族の方も親切で、程よい距離感で良い関係性を築けているかなと思います。パリ郊外なので周りは住宅街やスーパー、パン屋さんがあり、やっと腰を据えて、落ち着いて生活できるなとホッとしているところです。

そして語学学校。10月・11月の2ヶ月限定で登録していたのですが、あっとういう間に最後の授業が終わってしまいました。早かった...! 入学当初は周りのレベルの高さに圧倒されてたな〜。結局最後までその気持ちは変わらなかったのですが(笑)、クラスメイトたちと少しずつ仲良くなれたのが嬉しかったです。最終的に、ご飯やカフェに行く友達も数人できたので、学校に通った甲斐がありました。元は取れたはず(笑)

次にお仕事。パリに到着してからずっと仕事探しをしていましたが、この度無事に仕事が決まり、12月(明日)からお仕事をすることになりました!祝・ニート卒業!!!今は緊張とワクワク半々くらい。お仕事内容にはすごく興味があるのですが、なんせ私のフランス語力はそこまで高くないので、不安はあります。いや、不安しかない?笑 でも、どんな仕事でも、とりあえずやってみないことには何もわからないので、チャレンジだと思ってできることからやってみようと思っています!うまくいきますように...! 

そして自分自身のこと。ここ最近起きた出来事で、自分自身やこのワーホリを振り返る機会がありました。そこで感じたことを、備忘録の意味も込めて書きたいと思います。

まずは、もう少し自分の気持ちに正直になろうということ。自分の好き嫌い・得意不得意といった感情に素直になって、無理に人に合わせたり、相手のために自分の意見を飲み込んだりしなくていいんだと思いました。「今自分が我慢したら、波風が立たないから」という理由で自分の気持ちを飲み込むこと、私はよくあります。別に相手に遠慮しているとかではなく、それが私なりの人との付き合い方・気遣い方なのだと思います。ただ、あまりにもそれが続き、相手がどう思うかを考えすぎて、自分自身を蔑ろにしてしまっていたなと。もう少し自分の気持ちに素直に、パリでの生活を作っていきたいなと思いました。そして、私は自分のためにパリに来たんだということ。誰のためでもなく、私自身のため。だからこそ、自分がやりたいことだけをやろうと思いました。さっき書いたことにも通じますが、相手>自分で考えてしまう癖があって、それが時には自分にとってよくないこともあると今回感じました。パリで生活できる貴重な1年。自分のやりたいことを思う存分やって、1年後「はぁ、楽しかった。また日本で仕事頑張ろう」という気持ちで帰れるように。自分の気持ちに正直に、残りの日々も過ごしていきたいと思います。

 

P.S. 「やりたいこと」というと、パリに来てからワイン・チーズ・ハムの美味しさに気づいてしまい、一人でワインバー開拓したいなと思っています。私はパリで酒飲みになるのか...笑

 

À bientôt, 

みさ

海外旅行保険 保険金請求しました

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Bonjour! 12月に入り、街中も一気にクリスマスモード。11月末から始まったBlack Fridayも合わさって、お財布の紐が緩みそうな毎日。でも私は今は無職なので、散財している場合じゃないなと自分に言い聞かせて、ウィンドウショッピングだけ楽しんでいます(笑)

さて、10月にものもらいを患い病院に行ったのですが、その時の医療費用の保険金請求が無事終わりました!きちんとお金が振り込まれて一息つけたので、請求方法やかかった時間をご紹介します。

必要書類

下記の書類を提出する必要がありました。

  • 医師、病院、ラボラトリーのfeuille de soins 原本
  • 処方箋のコピー
  • 薬局 のfeuille de soins 原本
  • 保険金請求書
  • パスポートの顔写真のあるページのコピー
  • 日本を出国したときの出国スタンプのあるページ
  • 渡航先に入国したときの入国スタンプのあるページ

国によって必要書類が違ったりもするので、ぜひグローブパートナーのHPで確認いただければと思います。各書類についても簡単に説明すると、、、

1. feuille de soins 

これは診療証書のことで、どんな治療をして、どれくらいの費用がかかったかが記載されます。病院・薬局で一言、「feuille de soinsをください」と言うと作成してくれるので、その原本を提出します。

2. 処方箋のコピー

これは診察の後にドクターが発行する書類です。この処方箋で薬局で薬を買えます。処方箋には薬の名前が書いてあり、実際に薬を購入すると、薬局でスタンプが押され、そのスタンプに薬の金額が印字されていました。

3. 保険金請求書

グローブパートナーのHPからダウンロードできるので、英語で必要事項を記入しました。

4. パスポートのコピー

少し困ったのがこれです。まず、私は日本出国時に自動ゲートを通っており、出国スタンプをもらっていませんでした。また、フランス入国時のスタンプもインクがうすすぎて(笑)、日付が読み取れない。。。どうしたものかと思い、グローブパートナーに問い合わせたところ、「もし飛行機のチケットやe-ticketのコピーがあれば一緒に送ってください」と言われ、その通り対応し、無事に認められました。良かった...! 

書類提出後の流れ

これらの書類をグローブパートナーのオフィスに送ります。幸い、オフィスは私の住むパリにあるので、普通郵便で送って数日で到着し、「書類受け取りました」というメールが入りました。その後3週間ほど音沙汰なく、どうなっているかな〜と思っていると、「保険金を振り込むために口座情報を記載した銀行公式の書類を送ってください」と言われ、メールで送付。その5日後に、「処理が完了しました」と言うメールが届いて無事保険金が振り込まれていました。請求してから約1ヶ月くらいだったかな。

感想

海外の会社だし、対応遅そうかなと思っていたのですが、かなりスムーズに進められて安心しました。今回、不明点があったときに日本にあるジャパンデスクに問い合わせをしたところ、現地での対応はパリのオフィスが担当するので、そちらに連絡してくださいと言われました。確かに、それもそう(笑) なので、現地での問い合わせは、現地オフィスに連絡することをお勧めします!英語OKです!

ものもらいになってから、病院に行ったり、保険金を請求したり、日本だったら何でもないことかもしれませんが、異国で一つ一つこなしていったと思うと、少し自分を褒めてあげたい気分です(笑) でも、もう病気とか怪我とかしないといいな〜〜〜〜!

 

À bientôt, 

みさ

【旅行記】リヨン③

楽しかったリヨン旅行は、日帰りだったということもあり、もっと長く滞在したかったな〜という気持ちでパリに戻ってきました。少し名残惜しい気持ちで終えられるのは、それだけ充実していたからだと思います。リヨン旅行記の最後は、気になったお店と旅行費用をご紹介します!よければ、前回・前々回の投稿もご覧ください。

misaparis.hatenadiary.jp

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気になったお店

道中、素敵なお店をたくさん見つけました!次回リヨンに行く時の備忘録として、ここに書いておきたいなと思います。

Boulangerie de la Liberté:10:00くらいにお店の外にも行列ができていました。中を覗くとアットホームな雰囲気で、地元の方に愛されるパン屋さんなのかな?

 

Bruno Saladino Chocolatier:チョコレート屋さん。チョコ以外のケーキやタルトなどもたくさんありました。店内はこじんまりしていますが、いろんな商品が綺麗に棚に並べられていて、見ているだけで楽しい。

 

Boulangerie Saint Paul:お昼時に行列ができていたパン屋さん。イートインスペースも少しあり、コーヒーと一緒にViennoiseriesを楽しんでいる方もいました。

 

Pralus:リヨン発祥の超がつく有名チョコレート屋さん&パン屋さん。赤いプラリネ入りのブリオッシュを食べたかったのですが、パリにも店舗があるということで今回はお見送り。ショーウィンドウを見ているだけで美味しさが伝わってきます。絶対にパリの店舗に行こう。。。

 

Les Garçons en Cuisine:さすが美食の街。至る所に調理器具屋さんがありました。中には、「これどうやって使うんだろう?」というものもあって、何時間でも見てられるような空間でした。

費用

今回のリヨン旅行でかかった費用は、

  • TGV(往復):98.00€
  • 朝ごはん:4.00€
  • ランチ:40.50€
  • カフェ:16.70€
  • お土産:20.00€

 →合計179.20€(約28,568円)でした。 ※1€=165円計算

さいごに

今回は久しぶりの一人旅で、出発前は少し緊張していましたが、大満足の旅行になりました。アラサーになったからなのか、前よりも一人で過ごすことが得意になったような気もして、旅行後に友達にお土産話をするのも楽しかったし、一人旅も悪くないなと感じた1日でした。

 

À bientôt, 

みさ

【旅行記】リヨン②

前回の投稿に続き、リヨン旅行の様子をお届けします。

ランチ - Le Nord 

今回の旅行の最大の目的は、Paul Bocuseのブラッスリーでランチです!リヨン郊外出身・現代フランス料理を確立されたと言われているPaul Bocuse。グルメにあまり詳しくない私でも、名前は聞いたことがありました。リヨンには、彼のレストラン、ブラッスリーがいくつかあります。レストランはお値段も高く、かなり格式高い雰囲気のようです。私は、無理なく(笑)、カジュアルに楽しみたいと思いブラッスリーのランチを予約しました。ブラッスリーも何店舗かあるのですが、私が選んだのはリヨンの中心に位置するBrasserie Le Nordです。店舗によって、お店の雰囲気(コンセプト)やメニューも違うので、興味のある方は事前にHPで確認すると良いと思います。

 

堂々の店構え。開店10分前に到着すると、店員さんたちが真剣な面持ちで朝礼(?)をしていて、こちらまで背筋が伸びました(笑)

 

半テラス席のような場所もあったり。

 

王道のビストロスタイル。私はこの雰囲気を味わいたくて、Le Nordを選びました。


カジュアルに楽しみたいといったものの、やはり入店後は少し緊張しました。心配性の私は、行きのTGVでメニューを予習済みだったのですが、いざお店に到着すると何にするかまた迷ってしまいました(笑)

私がチョイスしたのはMenu du Marchéというコースです。2皿(前菜+メイン or メイン+デザート)のコースか、3皿(前菜+メイン+デザート)のコースを選べます。せっかくならということで、3皿のコースを選びました。

 

前菜 - ピスタチオ入りソーセージのブリオッシュ包み

 

メイン - 鴨のロースト。ジャガイモのクリームペースト添え

 

デザート - チーズ(Saint Marcellin)

 

メインの鴨料理がとっても美味しかったです。身が厚いのに柔らかくて皮もプリプリ。ソースも絶品で付け合わせのクリームソースがこれまた美味しくて。。思わず、バケットにつけてたくさん食べてしまいました。途中で店員さんがおかわりのバケット持ってきてくれて、嬉しいような、少し恥ずかしいような(笑)

デザートにチーズの選択肢があるのが、フランスらしいですよね。このSaint Marcellinというチーズはリヨンの名物の一つで、皮の中に柔らかいクリーム状のチーズが入っています。デザート感覚で食べられると聞いたので注文したのですが、予想以上にりクセがあり、塩っけもありました。いつも軽めのチーズを食べてる私には少し早かったかな?笑

お料理だけでなく、店員さんにおすすめしてもらったハウスワインも美味しかったです!昼間からこんなに美味しいご飯とワインを楽しめるなんて贅沢だな〜と思いました。あと、隣の席のフランス人マダムがとても気さくな方で、私がリヨンに初めてきたことを話すと、おすすめのお店を教えてくれたり、デザートをお裾分けしてくれたり。とても優しくて、お腹だけでなく心も満たされたランチタイムでした。店員さんの対応も丁寧で、食べ終わった後は満足感でいっぱい。また来たいなと思えるお店でした。

*かなり人気店ですので、来店の際は公式HPから予約することをおすすめします!

 

デザート - BERNACHON

あれ、さっきデザート食べてたような、、、という気もしますが、私がブラッスリーでデザートにチーズを選んだのには、ちゃんと理由があるのです(笑) こちらもリヨン発祥の有名ショコラティエBERNACHONのカフェで、名物のチョコレートケーキ Le Présidentを食べるため!さすがにランチの後すぐに食べるのはきつかったので、1時間ほど散歩してからお店に向かいました。

 

高級感あふれる感じ。

 

Le Président。中には洋酒漬けのさくらんぼとスポンジが入っていて、チョコが濃厚。

 

カフェの隣にはブティックがあって、購入もできます。

 

BERNACHONはパリにも店舗があるのですが、カフェはリヨンだけのようです。また、Le Présidentは複数人で食べる大きいサイズが本来の形らしく、私が食べた一人用のケーキはこのカフェ限定みたい。何ヶ月分のチョコを食べたんだろうと思うくらい濃厚で、最後の2~3口は気合いで完食しました(笑) 1人用だけどシェアするくらいがちょうどいいかも。注文した紅茶にもチョコが付いていて、チョコまみれでした。

このカフェは予約をやっていないようで、直接伺いましたが、待ち時間なしで入れました。曜日や時間によっては待つこともあるかもしれません。カフェ内はかなり慌ただしい雰囲気で、紅茶ポットが濡れていたのが少し残念。。。

 

さいごに

今回はリヨン旅行のグルメをご紹介しました!他にも食べたいものもあったのですが、時間と胃袋の限界で叶わず。。。次回は、食べられなかったけど気になったものや、旅行にかかった費用などをご紹介します。

 

À bientôt, 

みさ

【旅行記】リヨン①

先日、日帰りでリヨンに行ってきました!フランスには「美食の街」と言われる場所がいくつかあり、リヨンもそのうちの一つです。ご飯情報多めですが、最後までお付き合いください(笑)

いざ出発

日帰りということもあり、朝7:30出発のTGVを予約。日が昇る前に家を出ないといけず若干テンションは低めでスタートしました(笑) 電車の中で食べようと、近くのパン屋さんで朝食を調達したのですが、待ち切れずに乗車前に完食。チョコたっぷりのPain au chocolatが美味しかった〜。店員さんの笑顔と甘いもので私の気分も少し上向きに。

Mon Père était Boulanger:Paris Gare de Lyon駅から徒歩3分ほどのパン屋さん。6:30から営業しているので、早朝出発の方にもおすすめ!

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この日乗車したTGVは、Frecciarossa 1000というイタリアの(?)車両でした。私は一番安いStandardシートを予約しましたが、車内も綺麗で各座席にコンセントプラグも付いていました。飲み物や軽食の車内販売もあります。私は試していませんが、Wifiも使えるみたい。パリからリヨンまで約2時間で片道49ユーロ(約8,000円)。

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早朝出発だったため、車窓から朝日が見れました。私は、ヨーロッパの電車旅が大好きで、街と街の間に広がる、緑いっぱいの牧歌的な風景を見ているだけで幸せな気持ちになれます。そんな景色を見ながら、音楽を聴いたり、本を読んだり、ただぼーっとしたり。とっても贅沢な時間。

 

リヨン到着

あっという間にリヨンに到着。リヨン内はメトロ・バス・トラムが走っていますが、そんなに大きな街でもないので、交通機関は使わずに徒歩で移動することに。

Lyon Part-Dieu駅。割と殺風景で心躍る感じはなし(笑)

 

駅から15~20分ほど歩くと、リヨンを流れる川の1つ、ローヌ川に到着します。このローヌ川の右側と左側で、建物や街並みも大きく変わっているように感じました。

リヨンのざっくり地図&私の訪れた場所のメモ

 

ローヌ川の右側。どことなくパリと似ている。

 

日本の某牛丼チェーン店に激似の中華料理屋さん

 

ローヌ川にかかる橋を渡ると、目の前にはHôtel-Dieu de Lyon。昔は病院だったようで(ゴージャスすぎ笑)、今は美術館になっています。

 

土曜日だったのでソーヌ側沿いでマルシェが開かれていたり。

 

さすが美食の街。至る所に料理用品屋さんが。

 

ソーヌ側とローヌ川に挟まれたエリアには、たくさんのお店(食べ物、雑貨、パン屋さんなど)があって、とても楽しかったです。

 

旧市街 Vieux Lyon

ソーヌ川を渡ってすぐあるのが旧市街。リヨンの街歩きの醍醐味じゃないでしょうか。旧市街はオレンジや黄色の壁の建物が多く、少しドイツやスイスに似た雰囲気です。

 

座席の位置に悩む店員さん。

 

小鳥のマークが可愛いカフェ。

 

仕掛け時計。ちょうどの時間になると、音楽と共に動きます。

 

Traboule(トラブール)。この隣に重い扉があり、中に入ると別の通りに出られます。中は居住区域で生活をされている方がいるので静かに通ります。

 

トラブールの中の様子

 

急に現れた謎の階段。旧市街からノートルダム大聖堂方面は坂や階段になっており、道なりに進むと大聖堂に到着します。

 

旧市街から見たノートルダム大聖堂。お城のビジュアルが強い。

 

ノートルダム大聖堂

旧市街から歩いて20〜30分ほどのところにあります。ただ注意なのは、道中ずっと坂道だということ。私は12:00からランチの予約をしていたので、あまり時間がなく、早足で登ったのですが、息は切れるは、汗はかくは、とってもしんどかったです。アラサーにはきつい笑

 

近くで見ると、白さが際立つ。

 

絶景!登ってきてよかったと思った瞬間。

 

帰りは坂道で楽。

 

さいごに

午前中はあてもなく街中を散歩して終了。特に旧市街は、小道がたくさんあって、ジブリの世界に迷い込んだような気分で楽しかったです。次回は、今回のリヨン旅の1番の目的、グルメについてお伝えします。

 

À bientôt, 

みさ

1ヶ月を振り返って

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Coucou ! 今日は10月31日、ハロウィンです!昨夜から、街中で仮装した子供たちをちらほら見かけるようになり、パン屋さんやカフェでもハロウィンモチーフのスイーツがあったり、ハロウィンが文化として根付いているのだな〜と感じました。と言っても、私は特別なことをする予定はなく、いつもどおり部屋でこのブログを書いています(笑) パリに来て1ヶ月が経過し、一つの節目としてブログを更新する良い機会かなと思ったので。

パリに着いた当初は、期待+少しの不安で、ふわふわした気持ちだったように思います。特に、借りていたAirbnbのお部屋からライトアップされたエッフェル塔を見た時には、「本当にパリに来たんだ!パリに住むんだ!」と心が躍って、現実と夢の間にいるような感覚でした。

そこから1週間くらいは、生活周りを整えたり、語学学校が始まったり、目の前のことをこなすのに精一杯でした。必死だったからか、この間の記憶があまりなくて(笑) ただ、今振り返ってみると、慣れないことの連続で、気づかないうちにストレスが溜まっていってたのかな〜とも思います。着いて早々、日本とパリの寒暖差で風邪も引いたし。

そして少し冷静になってきた2週目頃から、ホームシックになりました。日本の家族や友達が恋しい、日本の清潔・安全な街が恋しい、日本食が恋しい、、、とにかく日本の全てが恋しくて、「ひとりぼっちで遠い異国にきたんだな」と感じるように。自分の意思で来たのにホームシックになるなんて情けないと思って、少し自信をなくしたりもしました。今思えば、ホームシックになって当たり前。ならない人もいるだろうけど、ホームシックになる=弱い わけではないと思います。ただ、当時はそんな風に思えるほど余裕はなかった。

うっすらホームシックが残っている最悪のタイミングで、ものもらい発症。詳しくは、前回の投稿を見ていただければ。体調(ものもらい)もそうですが、フランス語の授業が難しかったり、進めていた就活が行き詰まったり、、、全てがうまくいかない気がして、そしてそれを誰かのせいにしたくて。ストレスと心細さで、「パリに来たのが間違いだったのかな、日本にいたら今頃楽しく過ごせてたのに」とさえ思いました。大好きなパリの嫌な部分ばかりが目について、身体的にも精神的にもとても弱っていたと思います。ものもらいに関連しますが、やっぱり日本に比べるとパリは公共の場が汚い。下水や不快な匂いがしたり、ゴミや汚れも多くて。メトロで移動した後は、自分自身も汚れている気がして、かなり頻繁に手を洗うようになりました。そうした日々の小さなストレスが、ものもらいの不安感と相まって爆発した瞬間だったと思います。日本にいる家族や友達には、できれば弱音を吐きたくなかったです。日本での仕事を辞めてまでパリに来たのに、1ヶ月もしないうちに泣き言をいうのはダサい気がして。でも、自然に涙が出てきたときに、「これは一人ではどうしようもない」と思って、日本にいるとても信頼している人に電話をしました。電話で正気な自分の気持ち(ほとんどネガティブなこと)を全て話して、とても救われました。ネガティブな感情を持つことは悪いことじゃないし、日本からパリに来て不安を感じるのも当たり前、特に体調がすぐれなかったら余計心細くなるし、自分のことを弱い・情けないと思わなくていいんだと思えました。体調が良くなるまでは、何もせずに安静に日々を過ごすだけで十分。元気になったら、また外に出て、やりたいことにチャレンジしたらいいんだと。

そこから体調も良くなり、「パリでの生活楽しいかも」と思える瞬間も少しずつ増えてきました。このブログを書いている今は、とても穏やかで前向きな気持ちです。この1ヶ月で感じて、これからも大切にしていきたいのは、

  • 自分の気持ちやコンディションによって、パリの街の見え方も大きく変わる。悪い時は無理をせずに、良い時が来るのを辛抱強く待つ
  • どうしようもない時は、素直に周りの人に頼る
  • 今日楽しく過ごせているのは、支えてくれる人たちのお陰であることを忘れない

です。海外・日本どこにいるかにかかわらず、この考えは大切にしたいと思いました。

 

たくさんの人に支えられて、なんとか1ヶ月過ごすことができました。2ヶ月目も、自分のペースで少しずつ進んでいきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(せっかくのハロウィンだし、やっぱりカフェのハロウィン限定ドリンクかスイーツ食べに行こう...笑)

 

À bientôt, 

みさ

ものもらいで眼科デビュー

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パリに来て1ヶ月もしないうちに、病院(眼科)に行くことになりました。「なんだか暗い投稿ばっかりだな〜」と思いつつ、今日もありのままの生活の様子をお届けします(笑)

目に違和感が…

目がゴロゴロして、なんだか瞼も痛いような。まさか、、、と思っていると、翌朝しっかり瞼が腫れていて、ものもらいになってしまいました泣

日本に比べて、パリはなんとなく埃っぽいし、街中・メトロも綺麗とは言えないので(笑)、どこかでばい菌を貰ってきたのかな〜と思いつつ、とりあえず薬局で2種類の目薬を購入しました。

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左:洗浄用の目薬 右:抗菌目薬 (2つで12.98€)

家に帰ってから説明書をGoogle翻訳にかけて、しっかり確認してから使いました。目に入れるものだし、慎重になりますよね。

2日間くらい使い続けたのですが、一向に良くならず、むしろ悪化している?徐々に不安な気持ちが大きくなってきて、いてもたってもいられず、別の薬局へ。ちなみに、フランスの薬局(Pharmacie)は薬剤師さんに症状を説明して薬を処方してもらうので、日本のドラッグストアとは少し違った雰囲気です。(日本でも一部のドラッグストアには薬剤師さんがいらっしゃることもありますが。)

1件目の薬局では、「目が痛くて...結膜炎かなと思うんですが。」と言うと、「はい、わかりました〜」と、ささっと目薬を出されたのですが(笑)、2件目の薬局では「いつから」「どんな症状」「どんな薬を使っているか」など、かなり詳しく聞かれました。そして、薬の使い方もしっかりレクチャーしてくれました。なんか頼もしい...! 笑

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抗炎症作用のあるクリーム (3.47€)

このクリーム、中身は白濁色なのですが、なんせ目に直接塗布するので、塗った直後は目がぼやけて生活しづらかったです。これで治りますように...と祈る思いで就寝したのですが、翌日さらに痛みが強くなっていて絶望。。。

日本だったら、「もう少し様子見てみよ〜」と落ち着いていられたと思うのですが、やっぱり海外で病気になったときの不安はとてつもなくて。不安と治らないことに対する苛立ちと心細さでとても辛かったです。

眼科の予約

少し大袈裟かと思ったのですが、さらに悪化する可能性もあったので、病院に行こうと決意。フランスの友達に教えてもらったDoctolibというサイトで眼科医を探して予約しました。緊急であれば、公立の病院に飛び込みで行くこともできるようです。ただ、待ち時間が長く(1日かかることも珍しくない)・病院によっては治療の質がかなり低いと聞いたので、私はプライベートクリニックを選びました。もちろん、このサイトだから絶対安心というわけでもないので、事前にクリニックの口コミを見たり、現地に知り合いがいる場合はアドバイスを求めるのがいいと思います。予約はとても簡単で、空いているドクターを選んで、簡単な個人情報、診察内容を入力して完了です。

初めての眼科診察

到着したら、まず受付の方に「予約していますか?」「お名前は?」と聞かれました。名前を答えると、「わかりました、かけてお待ちください〜」と言われます。ここまでは、日本とあまり変わらないな、、と思いながら椅子に座っていました。

予約時間を10分くらい過ぎた頃に、「Madame ~」と名前を呼ばれ、診察室に行きます。まずは笑顔で「Bonjour~」と挨拶。「今日はどうされましたか?」的なことを聞かれたので、待ち時間に何度もイメトレした通り、症状と今使っている薬を伝えました。

その後、専用の機械で眼球の検査。穴を覗くと、日本でも見たことのある、赤い屋根のお家が!このイラスト、世界共通なんだ...笑

そして視力検査。日本だと、円のどの部分が欠けているかを答えますが、フランスは左からアルファベットを読むスタイル。急遽始まった「フランス語のアルファベット読めるかな」タイムに、謎の緊張が走ります。「R」は「アール」ではなく、「エー」が正しいのですが、私が「アール」と英語風に発音すると、「これは、”エー”だよ」と訂正されました(笑)

そして目に光を当てたり、瞼の裏側を確認して終了です。最終的に「orgelet(ものもらい)」と診断され、今使っているクリームを5日間使い続けるように言われました。目薬は、あんまり効果がないから、もう不要とのこと(笑) やっぱり2件目の薬局が正しかったんだ...と思いつつ、処方箋を貰って終了です。

その後、受付で支払いをして、薬を買いに行きました。私はフランスの社会保険には加入していないので、一旦全額支払う必要があります。この日は90€でした。後日、保険会社に保険金請求する際に必要な書類を、眼科と薬局で貰いました。保険金請求については、また別の投稿でお話したいと思います。

Dr. Olivier PRISANT

ちなみに、今回私が訪れたのはパリ7区にある、こちらの眼科です。院内も清潔で、受付の方・ドクターも丁寧、しっかり診察してくれて、今後も目のトラブルがあった時はここに来たいと思いました。

さいごに

海外で病気、怪我をした時の不安はとても大きくて、自分の弱さが垣間見えた数日間でした。私の不安な気持ちを聞いてくれたり、寄り添ってくれた友達や家族に感謝です。今は、目の状態もかなり良くなり、また前向きな気持ちになれています。やっぱり健康でいるのは大切だなと思うと同時に、どうしようもない時は周りに頼って、助けられながら頑張っていこうと改めて思った出来事でした。

トップの写真は、眼科終わりにカフェで一息ついた時のもの。Chocolat Viennoisの甘さが、とってもよく沁みました。

 

À bientôt, 

みさ